『2030年お金の世界地図(ジムロジャース著、SB新書、2024)』読了。
ジムロジャースといえば、相変わらずの日本悲観論者。「日本オワコン論」の先駆者的存在。
本書を読めば、日本がいかにダメか?未来がないか?が伝わる。
しかも、氏は昔から中国びいきのところがある。
もし、ジムロジャースの論を信じていたら、私は今ごろ日本株にはまったく投資してなかっただろう。日本株に希望が持てなかっただろう。
しかしながら、それに反して日本株をずっと買い続けてきた。結果論ではあるが、現時点でとても良い結果につながっている。
とはいえ、本書のような日本悲観本はまったく意味がないとは言わない。
日本楽観論によりすぎるのはそれはそれで危ない。アンチテーゼも取り入れ、ニュートラルな思考を目指さなければならない。
そのためには、こういった悲観論もおおいに役に立つ。
また、知らない「世界」のことも伝えてくれる点はありがたい。例えば、サウジアラビアやウズベキスタンなど。世界を旅するジムロジャースだからこそ語れる内容。勉強になる。
目次
- はじめに
- 第1章 未曽有の大潮流に乗り遅れるな――戦争、世界インフレ、一体一路構想……
- 第2章 世界的投資家が予測するこれから10年で「伸びる国」
- 第3章 世界的投資家が予測するこれから10年で「沈む国」
- 第4章 国の浮き沈みに左右されない「投資戦略」
購入方法
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『2030年お金の世界地図(ジムロジャース著、SB新書、2024)』読了。
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